見つけたのは、宝箱以上の宝物 ~ Sea of Thieves クローズドベータ インプレッション


2018年3月20日発売予定のXbox One/Windows10対応ゲーム、「Sea of Thieves」。発売を控え、1月下旬にクローズドベータが開催されました。これまでのアルファテックフェーズやクローズドベータでのプレイインプレッションを、発表済みの情報も交えてまとめたいと思います。

このゲームは、オンラインでシェアされた大海原を冒険し、名声を高めて伝説の海賊と呼ばれることを目指すアドベンチャーロールプレイングゲームです。

今のところどういうゲームなのか理解しようと配信などを見ても、海外プレイヤーがキャッキャウフフとしているばかりでいまいち理解しづらいとと思います。というのも画面上にミニマップやクエストなどの表示もなく第三者からでは状況が分かりづらいからではないでしょうか。

しかし、こここそがこのゲームの面白いキモだと言えます。

UIもシンプルでミニマップやレーダーやクロスヘアの類もなく頼りになるのは自分の目(画面)と周囲の音、そして一緒にいる仲間とのチャット(ボイス・テキスト)のみです。さらにはキャラクターのスキルパークや強化アイテムなどはないので、まさにプレイヤーのスキルが問われます。このような最近の便利な仕様を一切合切削って没入感のあるシステムだからこそ、プレイヤーのスキルとマルチプレイヤーでの協力がより感じられるのではないでしょうか。リアルな海賊ライフ…これこそロールプレイングの極致と言えます。

方角も羅針盤が頼りです。天空に明るく輝く北極星も方角を知る助けとなります

例えば宝の地図を手に入れたので掘り出しに行こうぜと言っても、まずはどこの島なのか海図と見比べて探し当てる必要があります。

いざ出航と言っても舵を握るだけでなく海図で正しい方向に進んでいるのを確認したり、帆の向きを風に合わせたりしなければ、思いのほか時間がかかったりとんでもないところにたどり着いたりと苦労のもとになります。さらには敵となりそうな船が近づいてないか、地図にない岩場が進行方向にないか、周囲にも十分注意を払う必要もあります。いざ戦闘になれば船を操りつつ大砲を撃ち込んだり相手の船に乗り込んだり… こうしたさまざまな作業をお互いに声を掛け合って協力し合うことでスムーズな航海が進みます。

うまく操船しないとあちこちぶつけてこんなにつぎはぎだらけになってしまいます

なんとか島までたどり着いたとしても、まずは宝の地図を見てどこにお宝があるのか頭を悩ますことになります。地図には詳細な地形が書き込まれていますがミニマップのような便利なものもないので、実際の地形と比べて理解する必要があります。これが案外大変で、小さな島ならともかく、ちょっと大きい島になると迷ってしまいそうです。…それにそもそもみんなで島に乗り込んで、空っぽの船に何が起きるか心配じゃありませんか?

さあいざ宝箱を掘り出す、その間も更に掘り出した宝箱を持ち運んでいる間も無防備になるので、押し寄せるスケルトンたちをなぎ倒すメンバーが必要となります。

宝箱に安堵している暇はない…骨のきしむ音が聞こえてきませんか?

宝箱を船に乗せ終わったら(メンバーも載せるのを忘れずに!)無事拠点まで船を走らせます。油断しないで…商人に宝箱を売り飛ばすまでが冒険なのです。

今説明したのはクローズドベータでの一つの例ですが、本編ではほかにも様々なタイプのクエストが用意されています。賞金首を倒したり資源を集めたり…そうしたさまざまなクエストを他のプレイヤーとの交流を通じて体験いくことこそが、Sea of Thievesの魅力だと思います。

一人で船に乗り出すこともできますが、以上述べたすべてを一人でこなさなければならないのでかなり経験を積んだプレイヤーでないと厳しいかもしれません。一人ですべてやってみることで全体像を把握できたり、より達成感を感じられたりというメリットはあるのですが、うまくいかずに投げてしまうという諸刃の剣なのでお勧めするには悩ましいところです。

なお、クエストをこなして商人の評価を高めると、より高報酬のクエストが待っています。報酬のゴールドを貯めることで、様々なアイテムをカスタマイズできます。衣服、アイテム、武器、そして船… 高そうな船長の服装をそろえているプレイヤーを見つけたら、プレイヤースキルの問われるゲームだからこそ、本当にすごいプレイヤーだということが分かり威圧感を感じてしまいます。

商人たちからの評価を高めるというのが数少ない進捗システムと言えるでしょう

日本での発売も英語版ということですが、テキストでストーリーが語られることもなく普段はほとんど気にすることはないでしょう。宝の謎は英語で書かれていますが、謎々っぽく倒置などで韻を踏んだりしているため、文法にこだわらずざっくり単語を追う意識でいいと思います。いざとなれば手元のスマホなんかで単語をググれればいいかもしれません。
こうした謎々や世界も宝地図も自動生成な分、うまく日本語に落とし込むのが難しいのかもしれませんね。

「Sailors’ Bountyの砂の下 盗賊の手から黄金隠された」といった感じで韻を踏んでいたり(訳は踏めてる?)と複雑ですが単語を追えば理解できるかと思います

こうした楽しい体験はまさに宝箱以上の宝物。

…そういえば、今年の映画ドラえもんは「ドラえもん のび太の宝島」ということでまさに海賊をベースにした物語です。この春休みは、ドラえもんを見て海賊になりたいというお子様と「Sea of Thieves」で海賊ライフを楽しむのもいいかもしれませんね。